自然免疫を高める方法


私たち人類は、この地球上で数十万年にわたって生きています。

この地球上で、私たち人類が生きてきた時代の大部分は、寄生虫や細菌、ウイルスなどの微生物による危険にさらされていました。

そして私たちの免疫システムは、常にこれらの外敵の攻撃を受けてきました。私たちが強固な防御システムをもち、それが非常にうまくはたらいたため、私たち人類は生き残り、数を増やしてきたのです。

実際、自然免疫システムは、直面する絶えまない攻撃にうまく対応して、即応性や有効性の機能を向上させていました。

特に菌類やカビ、酵母細胞壁に存在するβグルカンと呼ばれる化合物の分子を認識し、強力な反撃をしかけることによって対処しています。

昔は私たちが食べるほとんどのものに酵母やカビ、菌類などが付着していました。

しかし最近では、あらゆる農作物に殺菌剤や防カビ剤が使用されるようになり、私たちの自然免疫力を低下させたのです。

また、私たちが求めた「キレイ社会Jが菌類やカビ、酵母などの微生物を追いだし、その結果、私たちの自然免疫力が低下してきたことも、その要因の1つです。

私たちの体を構成する細胞や免疫システムは、1万年前のものとまったく変わっていません。

現代の文明社会のように、自然と遊離した生活を送ると、自然免疫力は低下するのです。

1万年前の生活環境に少しでも戻すようにすると、体の反応は急速に元気になり、免疫力も高まることが、多くの研究でわかってきました。

その重要なポイントが、できるだけ自然のなかで作られたものを摂取することです

自然を体内に取り入れるという意味で、もっとも注目したいのは、ミツバチが植物の芽や樹液などを材料にして作るロポリスという物質です

「プロポリス」は、抗菌作用や抗炎作用のほか、強力な免疫活性化作用をもっています。