ガン患者と「動物食」の関係

ガン患者と「動物食」の関係

食事全体の60%を穀物にすると同時に、動物性の食品はなるべく、10%に抑えるよう指導しています

これらを食べ過ぎると、血管や細胞を収縮させて、高血圧や動脈硬化などの生活習慣病を誘発する可能性があります

また、動物性食品に含まれる脂肪が血液をドロドロにしていくことや、弱アルカリ性で保っている体を酸性にしてしまうことも大きな問題です

医師の新谷弘実先生によるとガン患者の食歴を調べたところ、動物性の食べ物を多くとっていたことがわかったそうです

皆さんも、試しに1週間でも、2週間でも動物性食品を徐々に減らしてみてください。体が軽くなっていくのがわかると思います

「肉を食べないと、たんぱく質が不足してしまいませんか?」と不安になる方もいらっしゃると思います。けれど、そんな心配はまったく必要ありません

植物からでも、たんぱく質は充分にとることができます。

皆さんよくご存じのように、「畑の肉」と呼ばれる大豆。

たんぱく質は人間の体の基礎を作り、生きていくためには必須の栄養素です。そして大豆にはその栄養素であるたんぱく質がふんだんに含まれています

大豆のほかにも、豆類にはたんぱく質を多く含んでいるものがたくさんあります

また、意外と見落とされがちなのが、穀類からもたんぱく質は摂取できるということです。

先ほどもふれましたが、米には、良質なたんばく質をはじめ食物繊維、脂質、ビタミン、ミネラル等のいろいろな栄養素や酵素が含まれています。

けれど、自米に精製する過程で、ぬかと一緒に捨てられてしまっているのです。

昔は外側を捨てずにまるごと食べていたので、動物性食品がなくても、充分なたんぱく質がとれていたのです

穀物をなるべくまるごと食べて、豆類を少々。そうすれば、必要なたんぱく質は充分とることができます

私たちは、緑のクロロフィルをいただいて、ヘモグロビン(赤血球のなかのたんぱく質)にし、あらゆる細胞を養うのが自然の理といえます

動物が草(クロロフィル)を食べて肉としたものを人間がいただくということは、「古血古肉」を食べることになるのです

「動物が作ったものはもらっていい」という論理は、人間のエゴだと私は思います

だからといつて、動物性の食品を必要以上に恐れることはありません。すべては「量」の問題です。

たとえどんなにいいものでも、多過ぎると害になることだってあるのです。量は質を変えてしまうのです。

いまの人は、自分の好きなものを食べ過ぎている。そう私には思えてなりません。