よく噛んで食べると免疫力が向上する


よく噛んで食べると活性酸素を消すことができます。噛むことで活性酸素を消去するには約30秒かかります。

1回1秒、ゆっくりと計30回噛むことが必要です。活性酸素は免疫機能を傷害します。

したがって、よく噛んで活性酸素を消すことが、免疫力を高めることにつながるというわけです。

睡液にはカタラーゼ(CAT)、スーパーオキシダーゼ(SOD)、ペルオキシダーゼ(POD)などの酵素が、アミラーゼやリパーゼなどの消化酵素とともに含まれています。

睡液による発がん物質の毒消し作用はCAT、SOD、PODの抗酸化作用のはたらきなのです。

CATとPODは過酸化水素水、SODはスーパーオキシドなどの活性酸素を消去する酵素です。

したがって、よく噛んで酵素を増やすことがまず必要ということなのです。

次に、活性酸素を発生させるものを回に入れないことが大切です。

なぜなら活性酸素を発生させるものを口に入れると、腸内細菌がダメージを受けて免疫力が低下するからです。

活性酸素を発生させる身近なものがタバコです。食品添加物や農薬もそうですし、水道水や大気汚染もです。

水道水は浄水場で塩素滅菌しますが、このときの塩素は腸内細菌の増殖を阻害します。

また塩素滅菌したとき発生するのが活性酸素と「トリハロメタン」という物質です。

さらにトリハロメタンのような発がん物質は、細胞内で活性酸素を発生させます。

しかもただ生きているだけでも、呼吸しているかぎり、体内で約2%の活性酸素が発生しています。

したがって、活性酸素を消すことがもっとも重要だということになります。

活性酸素による免疫機能の低下を防ぐためには、新鮮な野菜や果物など抗酸化物質を常に摂り、飲み水も抗酸化作用のあるものを選んで飲む、そしてなによりも、よく噛むことなのです。